福島市内で絹などの自然素材を用いた作品作りをしている「工房おりをり」の鈴木先生を講師としてお招きし、
児童が育てた繭から糸取り・真綿づくり体験教室を実施しました。(参考:6/17公開のブログ)
糸取り体験では「座繰機(ざくりき)」を用いて、複数の繭から1本の糸にしていきます。
養蚕文化を担ってきた先人たちの様々な工夫が施された機械を見て、みなさん興味津々でした。
座繰機を用いて糸を取り出している様子
真綿づくり体験では、繭から蛹を取り出し、広げて重ねることで布のようにしていきます。
繭を広げるたびに児童から「すごい!」と声が上がり、薄く・均等に広げることは難しいのですが、
みなさん上手に作ることができていました。
蚕が怖くて触れないと言っていた児童も、みんなが体験している様子を見て少しずつ手を伸ばしていたようです。
つくった真綿を見比べる児童たち
養蚕体験教室は希望する県内の学校にて、10月頃まで実施されます。
この養蚕体験プロジェクトを通して養蚕について、また生き物の大切さについても学んでいただけると良いですね。