[CSR]養蚕体験セットの配布を行いました！

福島発電株式会社ではCSR活動として、昨年度から県北地方を中心とした小学校へ「ふくしま養蚕体験セット」の配布を行っております。

ご協力いただいた「安斎農園」の安斎さん

蚕は第29回農林水産祭、養蚕・地域特産の部で「天皇杯」等の数々の賞を受賞している「安斎農園」(二本松市)の安斎さんからご提供いただきました。
体験セットには蚕30頭程度、まぶし(蚕が繭をつくるマス)、桑の葉3日分が入っており、2週間程度で蚕の幼虫から繭になるまでを観察することができます。

今年度は6月15日に県北地方を中心とした小学校で、希望のあった12校へお届けしました。
市内の小学校へ蚕をお届けした際、子どもたちは蚕を見た途端に“ワーッ”と教室がざわめいておりました。

体験セット配付の際に、福島市にある「工房おりをり」による糸取り・真綿づくり体験教室のご案内も致しました。
ぜひ蚕を育てるところから、糸を利用するまでを体験していただければと思います。

福島発電でも1セット分の蚕の育成を行い、3頭を成虫になるところまで育てました。
残りの29頭分の繭を冷凍しておりますが、今後糸取り等ができればと思います。

かつて県北地域は、国内でも有数の養蚕地域でした。しかし現在、県内の養蚕農家は減少しています。
県内の主要産業であった養蚕の文化を、これを機に多くの子供たちへ知って・体験してもらえれば嬉しいです。