福島発電株式会社

発電事業について

発電事業のススメ

戦前はあった地元の発電会社

戦前は、福島県に数多くの発電事業会社がありました。
最初の発電会社は、福島市庭坂に水力発電所を建設した福島電燈。郡山には郡山電気、会津に会津電力、白河には白河電燈。川俣、田島、小高、棚倉などの小さな町にも地元の発電会社がありました。これらの発電会社は戦前の電力国家統制政策によって、1939年(昭和14年)に日本発送電株式会社に統合された後、戦後(昭和26年)に、東北電力など全国9地域の電力会社に分割されました。

その後、しばらく発電事業は電力会社の独占であったため、発電事業という概念は忘れられた感があります。

地元の発電会社再興

福島発電株式会社は、地域の産業のひとつだった「発電事業」を再び興し、福島県の復興のために貢献します。

発電事業は、事業を計画し、土地を用意し、資金を調達し、発電所を建設し、発電所を何十年も運営する事業です。太陽光パネルや架台を製造するメーカー、発電所の土木工事を請け負う建設会社、発電所の電気設備を請け負う電気設備会社といった業態はなじみがあり、支援組織や組合などの協力関係もあります。発電会社は、忘れられた業態であり、支援組織もありません。

続々と誕生する再生可能エネルギー発電会社

再生可能エネルギーが注目されて以降、発電事業を起こそうという動きは、白河、会津、相馬など、各地にあります。福島発電は、県内の発電会社設立の動きと連携し、各地に再生可能エネルギーを活かした「発電事業」が新しい産業として根付くよう活動してまいります。

兼業のススメ

発電事業は、もちろん専業である必要はありません。戦前の福島電燈も、化学工業や金属工業も手がけて、地域の工業を引っ張る会社でした。再エネ発電事業は、工場で、店舗で、あるいは農家で、その経営の一部を支える兼業としても有効です。福島発電は「兼業発電」も支援してまいります。