福島発電株式会社

インターンを受け入れました

こんにちは、本社です。

5月に、福島発電ではインターンシップを受け入れました。6月からエネルギーについて学ぶためイギリスに行くという、非常に志高いインターン生の彼女は、今回は渡英する前に再エネに関わるここ福島発電で勉強を!…ということで、約1ヶ月間一緒に仕事をしました。

インターンを終えた、そんな彼女からの感想をご紹介させていただきます!


5月7日から約1カ月の間インターンさせていただきました、五十嵐晴香です。

短い期間でしたが復興推進の柱に再エネの推進を掲げる福島だからこそ、そして企業や自治体と広く密な繋がりのある福島発電だからこそ学べたことが沢山ありました。

エネルギーのことはもちろん、それだけではなく再エネをうまく活用して後世に残る地域運営の仕組みをつくること、働き方、地方と都市の暮らし方の違いなど色々なことに思いを巡らせた一カ月でした。

私は福島県の会津の出身で(父の仕事の関係で福島市やいわき市に住んでいたこともあります)大学進学を機に上京しました。ちょうどその頃が震災直後であったこともあり、東京にいながらも毎日のように福島のこと、それとセットでエネルギー政策の行方がメディアでも日常生活でも頻繁に話題に上がるようになりました。福島帰省のお土産を友人に渡すかどうか迷ったり・・・ということもありました。そこで、気になって自分で調べたり国内外問わず大学生だけでなく、電力関係の仕事に携わっている方、小さな子供を持つお母さん、時には省庁へ足を運び色々な方の話を聞いたりする中で、課題が山積しているけれども様々な要因が折り重なっていて「これが正解!」といえるものではないということ、解決にあたる事の出来る人がまだまだ少ないということを知り、もっと専門的に知識を深めて人に分かりやすく説明したり、事業に関わりたいと思うようになりました。

イギリスの大学院でエネルギー政策を学ぶことが決まり、渡英までの期間、福島へ戻ったことで、今回のインターンの機会を頂きました。

2040年に一次エネルギー需要の100%を再エネで賄うという強気な目標を掲げる福島県が実現に向けて実際にどのような事業を行っているのか、どの様な人を巻き込んで進めているのか、実際、課題は何なのか「現場」をみてみたいという一心で福島発電の鈴木社長にインターンをお願いしました。主に福島発電が行う発電所の見学や事業化に向けた打ち合わせ等に同行させて頂きました。

福島発電では発電事業だけでなく、高齢化・過疎化が進む県内の村で再エネを地域で融通し活用して持続可能な仕組みをつくるスマートコミュニティの構築事業を行っており、電力事業のその先にある持続可能な地域の活性化というミッションに向けた取り組みが一番印象的でした。「地域のために」、そのツールとして再エネが機能するという事を理解する事で改めて再エネを導入することの意義や可能性を感じました。また福島発電では県の再エネ推進センターや自分たちで送電網を整備する(珍しい)福島送電合同会社さんも同じ建物内ということでそれぞれ異なる角度から再エネ事業に関わる方々が、組織の垣根を越えてコミュニケーションを取りながら一つの目標に向かって動いているという雰囲気が常にありとても新鮮でした。

今回のインターンを通して事業化の流れや具体的な現場レベルの課題、大学院で具体的に掘り下げたいテーマを改めて明確にすることが出来ました。何より、福島はやっぱり人がとても温かいなと再認識する日々でした。
イギリスでも本機会で得たご縁や学びを大切に、頑張りたいと思います!
そしてお世話になった方に恩返しができるよう精進したいと思います。
本当にありがとうございました。


彼女の再エネに対する探求心、熱い想い、前向きな姿勢と、見習うべきところがたくさんありました。また、いろいろな質問を受けたり、会話をする中で、今関わっている仕事の意味や、これからの再エネについて、改めて考える機会ともなり、受け入れた我々も非常に刺激を受けました。

今回は彼女にとって実り多いインターンとなったようで、ほっと一安心です。今後再エネの仕事に携わっていく中で、また会える日が来ることを楽しみに…これからも福島県の再エネの普及啓発に努めていきます!

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