こんにちは、浜通り事務所です。
9/11(月)に兵庫県神戸市から“きずなの会”様が大熊町ふるさと再興メガソーラー発電所の見学に来られました。実は団体さんの見学の受け入れは大熊町メガソーラーでは今回が初めてです。数か月前に見学の予約をいただいてから、この日が来ることを楽しみにしていました。
待ち合わせ場所からバスに同乗させていただき、メガソーラーまでの道中は車内から、町の状況を見ながら、双葉郡・被災地域の震災時の状況や現状を説明しました。
9/11はちょうど震災から6年半…人の手が加わらなくなった農地や家は時間が止まっている場所もあります。一方で、帰町された方や復興に携わる方で少しずつ賑やかになっている場所もあります。
本日見学に来られた“きずなの会”様は、阪神淡路大震災を乗り越えてこられた方もいらっしゃるということで、復興していく町の様子を見て、当時とリンクする部分もあったのではないでしょうか…。
メガソーラーの見学後は、「福島復興給食センター」の見学へ行きました。
「福島給食センター」は福島第一原発で働く作業員の方に食事を提供するために、2015年に運用が開始された施設です。施設の担当の方に案内役をバトンタッチして、私たちも参加者として見学させてもらいました。
作業員の労働環境の改善、従業員の雇用、施設見学の受け入れ等から、大熊町の復興に大きな役割を担っている施設ですね。
案内中、参加者の方から「あんなに立派な家も解体しちゃうの?」という疑問の声を聞きました。浜通り事務所の周辺でも解体が進んでいて、私たちにとってはそれが日常のありふれた光景となっていましたので、震災によって失われているものを改めて思い知らされた気がしました。
特に県外の方にはあまり知られていない被災地域の変化を、直接肌で感じようと県外から見学に来られたということは大変ありがたいことです。また私たちも案内することでたくさんのことを気付かせてもらえました。
これからもたくさんの人とこの地で出会えることを願って…本日の1番素敵な写真でお別れです。