今更なのですが、私の名刺には「復興支援員」と、福島に来たミッションが明確に書かれています。その仕事は、まさに地域おこし活動の支援であったり、地域での協力活動を通じたコミュニティの再構築です。そしてその手段は「再生可能エネルギー」。
6月11日(日)、その日は写真のように素晴らしい晴天。短パン姿で向かった先は、今日のイベント会場となる葛尾村・せせらぎ荘。
震災から6年が経過、各地での様々な取り組み、ステキな笑顔などがテレビ画面に映し出されているのを週末にアパートで見ることはあっても、その現場に行くことはこれまであまりありませんでした。
イベントの名称は「ツール・ド・かつらお」
スポーツやアウトドア好きの人達なら、これが自転車レースということは直ぐにわかると思います。第一回となるこのイベント、レースを想定した1周30kmコースでのサイクリング。今回は、ロードレース開催に向けたプレイベント開催。
チームジャージを着ているグループや脚に自慢の健脚が多く参加されていました~!。
開会式では、好物の凍み餅を作るのが趣味の「しみちゃん」にも遭遇。いつも打合せでビシッとしている役場の方もポロシャツ姿で、「しみちゃん」をエスコートしていました。
爽やかな高原の風が吹くなか、選手たちは避暑地の景色を楽しみながらアップダウンのあるコースを颯爽に楽しく走しっていらっしゃいました。
県内では各地で集客を目的としたイベントが開催されています。避難解除から帰還するところまで状況は改善され、住民が地域に戻っていますが、まだまだ厳しく困難な状況には変わりはありません。そんな時だからこそ「まちの元気」を取り戻すこと、イベントで生まれる活力を活かした「よそもの・わかもの・ばかもの」の交流が必要であり、その取り組みへのお手伝いが出来たらと感じる今日この頃……。
村の活性化センター・みどりの里ふれあい館は賑やかでした。駐車場は車やひと、自転車でいっぱい。食べ物屋台もイベントを演出しています。一方、ロードレースの選手が通過するポイントでは、村の日常的な光景が垣間見られました。
このような機会に改めて足元を見つめ直し、地域が元気になる取り組みを通して住民同士の結束を図り、人を呼び込む交流イベントを育てていって欲しいものです。イベント参加者が笑顔でいっぱいになる光景を見ることは嬉しいことです。地域でエネルギーを循環活用しながら、ぜひ村の振興に結びつけていきましょう。
今回、地域のひと達と 『つながる』 時間や空間が共有できた事が、大きな収穫でした。♪ かねまる